8020で20本の歯が、お口にありますように。 |
8020運動! 医師の指導を受けて、自分の歯の健康を守りましょう。 80歳で20本の歯が在る人生は素晴らしい喜びに満ちています。 自分の健康は自分しか守れません。 自分の歯、自分の人生をエンジョイしましょう。 |
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虫歯って |
虫歯は、ミュータンス菌などの虫歯のばい菌が砂糖や炭水化物などの等質をグルコースとフルクトースに分解します。 |
フッ素って |
生えたての歯は未熟で歯の質も弱く、虫歯になりやすい事から、歯の表面の質を強くする為に、フッ素を上手に使う虫歯予防法があります。 しかしフライパンや車のフッ素コートのように、汚れをはじくものでは無く絶対に虫歯にならない魔法の薬ではありません。食後の歯磨きや、糖分を控え、決まった時間に食事やおやつを食べるなど食生活習慣を守ることがまず大切なことです。フッ化物の使用はかかりつけ歯科医の指示のもとに使用しましょう。定期的にはの検診を受けることが大切です。 |
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キシリトールで虫歯予防できるの? |
最近は、ドッグフードにも「キシリトール入り」が販売されているようですが、キシリトールを食べるだけで、虫歯を予防することは難しいです。 キシリトールは白樺の木などの幹から作られた低カロリー甘味料で、虫歯菌がグルカンを作れず、酸が出なくなるため虫歯菌の増殖を抑えるはたらきが有るようです。 |
フッ化物歯面塗布 |
シーラント塗布前 | シーラント塗布後 |
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源頼朝も口腔ケアを受けていれば・・・ |
1192年、源頼朝は後鳥羽天皇によって征夷大将軍に任ぜられ鎌倉幕府を開きました。その後独裁政権を進めていた頼朝でしたが、1198年12月27日橋供養からの帰路落馬し、体調を崩し翌年1199年1月13日に死亡しました。 この死因については脳卒中説、あるいは受傷後の破傷風説等、いろいろ取り上げられていますが、その中に頼朝が水を飲んで死亡したとされる説があります。すなわち落馬は脳虚血発作によるもので一旦は回復したものの、療養中に水を誤嚥し、肺炎から敗血症をきたして死亡したというものです。すなわち頼朝の死は今でいう誤嚥性肺炎が直接の死因でなかったかと考えられているわけです。 生涯を通じて幾度も命を狙われ、またその権力抗争のため多くの一族を粛清してきた頼朝は絶えまないストレスによりむし歯や歯周病を悪化させ、やがては全身を蝕まれていったのかもしれません。もしこの時代に頼朝が適切な歯科治療や口腔ケアを受けることができていれば、倒れて寝たきりになっても少なくとも誤嚥性肺炎で死んでしまうことはなかったのではないでしょうか。 |
日本歯科医師会 広報委員会 |